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BMC Proceedings(ビーエムシー プロシーディングス)2011,5(Suppl 8):P18

水素分子とPtナノ粒子を含む水の抗糖尿病効果

電解還元水(ERW)は多量の水素分子(H2)を含み、DNAを酸化障害から防ぐために活性酸素種を消去する。ERWはまた少量のPtナノ粒子を含み、C.elegans(線虫)の寿命を延長する。Ptナノ粒子は多機能ROS消去剤として新たに認識される。ERWは生体外や生体内において抗糖尿病効果を示す。我々はH2からH原子(H)への活性化機構を説明するためにミネラルナノ粒子活性水素還元水仮説を提唱する。最近、H2はROSを消去し種々の酸化ストレス関連疾患を抑制することが報告されている。しかしながらH2の活性化機構はまったく明らかとされていない。そこで我々はH2とPtナノ粒子の抗糖尿病効果を調べた。H2はL6細胞内への糖取込を促進した。Ptナノ粒子はH2をH原子(H)への活性化を触媒し、生体外でDPPHラジカルを消去した。分子状水素とPtナノ粒子の混合使用によりL6細胞内への糖取込が極度に促進された。大澤らの論文とは反対に、25-75%の水素混合ガスは、ラット線維芽細胞L6細胞の細胞内H2O2を有意に消去し、またNrf2の活性化を介してCAT,GPx,HO-1といった抗酸化酵素の遺伝子発現を誘導した。H2、Ptナノ粒子、またはそれらの混合は空腹時血糖レベルを低下させ、肥満インスリン抵抗性2型糖尿病KK-Ayマウスの耐糖能低下を改善した。H2、Ptナノ粒子、またはそれらの混合使用は糖取込シグナル伝達系を活性化し、L6筋管細胞へのグルコース取り込みを促進した。H2、Ptナノ粒子、またはそれらを混合使用したグループにおいて、2型糖尿病モデルマウス(KK-Ay)の血糖値と低下した耐糖能を有意に改善したことから、H2、Ptナノ粒子、水素原子(H)は動物細胞におけるレドックス制御因子であると示唆される。

 

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