蛇口直結型浄水器とは?そのメリット・デメリット | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

蛇口直結型浄水器とは?そのメリット・デメリット

蛇口直結型浄水器は、蛇口に取り付けられるコンパクトタイプの浄水器。手軽に購入できるので、「試してみようかな」と思ったことがある方も多いかもしれません。

では、蛇口直結型浄水器にはどんな特徴があるのでしょうか?メリットやデメリットは?

蛇口直結型浄水器について詳しく見てみます。

 蛇口直結型浄水器とは

形状、大きさ

蛇口直結型浄水器とは、蛇口先端に取り付ける浄水器です。浄水器の形状としてはもっとも小型なタイプになります。価格も手ごろなため、家庭用浄水器としては広く普及しています。

ほとんどの家庭用水道蛇口に取り付け可能となっていますが、まれに取り付けができない蛇口もあるので、あらかじめ確認が必要です。

カートリッジ(ろ材)

蛇口直結型浄水器に用いられているろ材は製品によっても異なりますが、多く用いられているのは活性炭と中空糸膜を組み合わせたタイプです。活性炭は表面に多数の微細な孔を持ち、ここに塩素や有機物など水中の不純物を吸着させます。中空糸膜は内部が空洞になった糸(中空糸)を束ねて膜状にしたもので、一般細菌やカビなどを除去します。

蛇口直結型浄水器は本体がコンパクトなためほかの浄水器と比べてカートリッジも小型で、ろ過流量は標準的なもので毎分2ℓ程度です。カートリッジの交換は2ヶ月~6ヶ月に1回程度必要になります。

価格

蛇口直結型浄水器は、ホームセンターや家電量販店のほか、ネットショッピングにも様々な種類のものが販売されています。価格はほかのタイプに比べて安く、数千円~1万円程度。
ホームセンター等でも購入できる簡易タイプには、数百円程度のものもあります。交換カートリッジの価格も数百円~数千円程度というのが一般的です。

蛇口直結型浄水器のメリット・デメリット

では、蛇口直結型浄水器にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

蛇口直結型浄水器は、ほかの浄水器と比べてコンパクトで価格も安いので、手軽に使うことが出来るというのがメリットの一つになります。「試しに浄水器を使ってみたい」という方にとっても、利用しやすいのではないでしょうか。

また、据え置き型のように本体を設置するスペースが必要ないので、シンク周りがごちゃごちゃするのが嫌だという方にもおすすめです。

デメリット

蛇口直結型浄水器はほかの浄水器に比べてカートリッジもコンパクトなため、一般的にろ過流量は少なくなります。「蛇口からちょろちょろとしか水が出ず、ストレスが溜まる」といった場合もあるようです。特にお料理にもたっぷりと浄水を使いたいという方には、不便に感じられることもあるかもしれません。

同様に蛇口直結型浄水器はカートリッジがコンパクトで目詰まりを起こしやすいため、ほかの浄水器と比べて頻繁に交換をする必要があります。短いものでは2ヶ月に1回、長いものでも半年に1回程度での交換が必要です。

そのため、イニシャルコストは小さくてもランニングコストが大きくなることもありますので、あらかじめ確認しておくことが大切です。

まとめ

それでは最後に、蛇口直結型浄水器についてまとめておきます。

  • 蛇口直結型浄水器とは、蛇口先端に取り付ける小型の浄水器
  • 蛇口直結型浄水器のろ材には、活性炭と中空糸膜を組み合わせたものなどが用いられている
  • 蛇口直結型浄水器の価格は数百円から1万円程度で、家電量販店や通販、ホームセンターなどで購入できる
  • コンパクトで低価格なので、誰でも手軽に利用できるのがメリットの一つ
  • ろ過能力やカートリッジの交換頻度について確認しておく必要がある

<参考文献>
「蛇口直結形」一般社団法人浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp/jo_jaguchi.htm)