据え置き型浄水器とは?そのメリット・デメリット
据え置き型浄水器は、家庭用浄水器として広く普及しているタイプ。個性豊かなデザインの製品が家電量販やネットショッピングなどで販売されています。そんな据え置き型浄水器、どんなものか詳しくご存知でしょうか?
据え置き型ならではのメリットやデメリットは?据え置き型浄水器について詳しく見てみます。
目次
据え置き型浄水器とは
形状、大きさ
据え置き型浄水器は、本体をシンク脇に設置したり、壁に掛けたりして使うタイプの浄水器です。蛇口からホースで水を通し、本体のノズルから浄水をくみ出します。
本体の形状や大きさは様々ですが、標準的なもので高さ30cm前後、幅20cm前後、奥行10cm前後です。最近ではデザイン性に優れた製品が多くなっており、キッチンインテリアとして楽しんでいる方もいます。
カートリッジ(ろ材)
据え置き型浄水器のカートリッジには、様々なろ材が用いられています。多いのは活性炭と中空糸膜の組み合わせで、活性炭で塩素や有機物を、中空糸膜で一般細菌やカビなどを除去します。そのほかに、セラミックやイオン交換樹脂などのろ材が使われた据え置き型浄水器もあります。
蛇口直結型浄水器のカートリッジと比べて、一般的にろ過能力は大きく、ろ過流量も多くなります。交換頻度は年に1回程度となっています。
価格
据え置き型浄水器は主に家電量販店や通販などで購入できます。価格は1万円前後のものから数十万円くらいするものまで様々。性能やデザインの違いなどをきちんと比較したうえで選ぶことが大切です。
また、据え置き型浄水器とよく似た機器として、浄水をさらに電気分解するアルカリイオン整水器などもありますので、違いをきちんと確認しておきましょう。
据え置き型浄水器のメリット・デメリット
メリット
据え置き型浄水器は、家庭用浄水器としては比較的使いやすいタイプと言えます。コンパクトな蛇口直結型浄水器と比べればろ過能力が大きく、ろ過流量も多いので、料理などにも浄水を使うことができます。またカートリッジの交換頻度も1年に1回程度と長く、手間やコストも少なくなります。
一方、大型のアンダーシンク型浄水器などと比べると、本体やカートリッジの価格が安く、大掛かりな工事も必要ありません。性能やコストの面から見るともっとも平均的なタイプであり、多くの家庭で使われています。
デメリット
据え置き型浄水器は、どうしても設置場所が必要になります。浄水器を置いたらシンクが手狭になった…という声も実際に多いようです。最近ではコンパクトな据え置き型浄水器も増えていますので、場所を取るのが嫌だという方はあらかじめサイズを確認してから選ぶようにしましょう。
また、本体やホース周りは汚れやすくなりますので、こまめなお手入れも必要です。お手入れの仕方についてもあらかじめ確認しておくと安心です。
まとめ
それでは最後に、据え置き型浄水器についてまとめておきます。
- 据え置き型浄水器は、本体をシンク脇などに設置し、ホースで水を通すタイプの浄水器
- カートリッジには活性炭と中空糸膜の組み合わせのほか、セラミック、イオン交換樹脂などが用いられている
- 家電量販店などで購入でき、価格は1万円~数十万円程度まで幅広い
- ろ過能力は蛇口直結型浄水器より高く、価格はアンダーシンク型より安いため、比較的使いやすい
- 据え置き型浄水器は設置場所やお手入れが必要になる
<参考文献>
「据え置き形」一般社団法人浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp/jo_sueoki.htm)