ポット型浄水器とは?そのメリット・デメリット
ポット型浄水器は、浄水器の中でももっとも手軽に使うことができるタイプ。面倒な取り付けが必要なく、持ち運びもできます。スーパーなどで販売されていることもあり、「買ってみようかな」と思ったことがある方も多いかもしれません。
でも、そもそもポット型浄水器ってどんなものなのでしょうか?
メリットやデメリットは?ポット型浄水器について詳しく見てみます。
目次
ポット型浄水器とは
形状、大きさ
ポット型浄水器は、ポット(ピッチャー)のような形をした持ち運び可能な浄水器です。水道水を注ぎ入れ、フィルターによってろ過された浄水を飲み水などとして使用します。
持ち手と注ぎ口が付いており、そのままコップに注ぐことができるようになったタイプが一般的です。容量は標準的なもので1~2リットル程度。冷蔵庫に入れて冷やすことができるサイズのものが多くなっています。
カートリッジ
ポット型浄水器のカートリッジ(フィルター)には活性炭や中空糸膜、イオン交換樹脂、セラミックなど様々なろ材が単独あるいは複数組み合わせて用いられており、それぞれ除去可能物質が異なります。
また、通常水道水がフィルターを通過して浄水になるまでには数分程度の時間がかかりますが、こちらもカートリッジによって違いがあります。
ポット型浄水器のカートリッジの寿命は一般的に2~4ヶ月程度です。
価格
ポット型浄水器の価格は1000~5000円程度です。ホームセンターやスーパー、家電量販店、ネットショッピングなど様々なところで手軽に購入することができます。
価格がそれほど高くないため、気軽に購入してしまいがちですが、おいしい水を快適に楽しむことができるよう様々な製品を比較してから選ぶことが大切です。
ポット型浄水器のメリット・デメリット
では、ポット型浄水器にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット
ポット型浄水器の最大のメリットは、持ち運びができるということです。食卓に出しておけば、そのまま簡単にコップに注ぎ入れることもできます。主に飲み水として浄水を使いたいという方には使いやすいタイプと言えるかもしれません。
価格もそれほど高くなく、蛇口などへの取り付けも必要ないため、手軽に使うことができるというのもポット型浄水器のメリットの一つ。「浄水器を試してみたい」「ミネラルウォーターと浄水器どちらを使おうか迷っている」といった方でも、気軽に使ってみることができそうです。
デメリット
ポット型浄水器では、一度に作られる浄水の量に限りがあります。お料理や洗米にもたっぷりと浄水を使いたいという場合には水が足りなくなってしまうかもしれません。
また、水道水を注ぎ入れたらすぐに浄水ができるというわけではなく、数分程度待たなければなりません。飲みたいと思ったときにすぐに飲めるよう、ろ過時間についても頭に入れておいたほうがよさそうです。
普通のピッチャーと比べるとやや大きく、冷蔵庫内に一定のスペースが必要になります。
まとめ
それでは最後に、ポット型浄水器についてまとめておきます。
- ポット型浄水器は、水道水を注ぎ入れて使う持ち運び可能な浄水器
- ポット型浄水器のカートリッジには様々なろ材が使われており、除去可能物質やろ過時間が異なる
- 価格は1000~5000円程度で、ホームセンターや通販などで購入できる
- ポット型浄水器は持ち運びができ、手軽に使うことができるというのがメリット
- 作られる浄水の量が限られるため、たくさん使いたい方にはやや不向き
<参考文献>
「ポット(ピッチャー)型」一般社団法人浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp/jo_pot.htm)