浄水器の選び方 4つのポイントを徹底比較!
近年、様々な種類の浄水器が販売されるようになっていますよね。
どこを比較したらいいの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、浄水器を選ぶ際の4つの比較ポイントについて解説していきます。
目次
浄水器のタイプを比較
浄水器を選ぶ際には、まずタイプ(形状)を比較するという方も多いと思います。浄水器には次のようなタイプの違いがあります。
- 蛇口直結型
- 蛇口一体型
- 据え置き型
- アンダーシンク型
- ポット型
形状の違いによって、設置場所や必要なスペースが変わります。蛇口に外付けする蛇口直結型や据え置き型は、コンパクトでデザイン性に優れた製品が注目されるようになっています。
また、最近ではシンク周りをすっきりとさせられる蛇口一体型やアンダーシンク型が人気を集めているようです。ただし取り付け工事が必要になる場合が多いですので、設置方法や費用についても比較しておきましょう。
浄水器のカートリッジ(ろ材)を比較
浄水器を選ぶ際には、カートリッジ(ろ材)を比較することが大切です。カートリッジは、水道水から不純物を除去する役割を果たすものです。浄水器のろ材(フィルター)には、主に以下のようなものがあります。
- 活性炭
- ろ過膜
- セラミック
- イオン交換樹脂
- 逆浸透膜
どのようなろ材が使われているかということによって、除去できる不純物の種類や量が変わってきます。
浄水能力については、「家庭用品品質表示法」に基づいてパッケージやカタログなどに記載するよう定められていますので、確認してみましょう。
浄水器のコストを比較
浄水器を選ぶ際には、コストも比較しておくことが大切です。
浄水器のコストでは、以下の2つを頭に入れておく必要があります。
①浄水器のイニシャルコスト
浄水器を導入する際に発生するコスト。主に本体の購入費用ですが、そのほか取り付け工事などで発生する費用もあります。
一般的にコンパクトなタイプの方が価格は安く、特別な工事なども必要ありません。
大型の浄水器の場合には本体価格も高くなり、別途工事代が発生することも多いようです。
②浄水器のランニングコスト
浄水器にはランニングコスト、つまり使い続けていく上で発生するコストもあります。具体的にはカートリッジの交換費用になります。
カートリッジの価格はろ材の種類や大きさによっても異なりますが、本体の価格と比例する場合が多いようです。
ただし価格が安くても交換頻度が高いと、結果的にランニングコストや手間が大きくなる可能性もあります。
安心して使い続けることができるよう、実際にかかるランニングコストをあらかじめ計算しておくことが大切です。
浄水器の使いやすさを比較
毎日使う浄水器は、やはり使い勝手の良いものを選びたいですよね。使いやすさの面では、比較したいポイントがいくつかあります。
浄水器の取り付け方法
大型の浄水器の場合にはメーカーによる取り付け工事が行われますが、蛇口直結型や据え置き型といったコンパクトなものであれば、基本的には自分で取り付けを行う形になります。
いずれにしても、なるべく取り付けの簡単な浄水器を選びたいという方も多いと思います。
もちろん、自宅の水道に設置可能かどうかあらかじめ確認することも大切です。
浄水器の浄水のくみ出しやすさ
浄水器の形状やろ過能力によって、浄水のくみ出し方も変わります。
例えば据え置き型浄水器の中には、蛇口ではなく本体の取水ホースから浄水をくみ出すタイプもあります。
蛇口一体型やアンダーシンク型の中には、シャワーが利用できたり、ホースが伸びたりするものもあり、近年人気を集めるようになっています。
コンパクトタイプの浄水器の中にはろ過流量が少ないものもあり、チョロチョロとしか浄水が出ず使いにくいという声もあります。
どんなふうに浄水をくみ出してどのくらいの量使うことができるのか、よく比較してから選ぶようにしましょう。
浄水器のお手入れ方法
浄水器は、日常的なお手入れも必要となります。特に水栓部分やホース周りは定期的に清掃を行うことが浄水器を快適に使う上では欠かせません。
浄水器を選ぶ際には、あらかじめお手入れのしやすさなども比較しておくと良いでしょう。
まとめ
それでは最後に、浄水器を比較する際のポイントをまとめておきます。
- 浄水器にはさまざまなタイプ(形状)があるため、メリット・デメリットをきちんと比較する
- 浄水器に使われているカートリッジの種類も、選ぶ際の重要なポイント
- 浄水器のイニシャルコストとランニングコストについてもあらかじめ比較しておく
- 設置方法や水の出汁方、お手入れ方法など、使いやすさから浄水器を選ぶことも大切
<参考文献>
一般社団法人 浄水器協会
(http://www.jwpa.or.jp)