ミネラルウォーターの選び方 3つのポイント
最近では数多くの種類のミネラルウォーターを目にするようになり、選ぶ楽しみも広がっています。一方で「どれを選んだらいいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
ミネラルウォーターを選ぶ際には、さまざまなポイントを確認し、自分の好みや用途に合わせたものを見つけることが大切です。ここでは、ミネラルウォーターの選び方のポイントをご紹介します。
目次
ミネラルウォーターの選び方①種類
ミネラルウォーターと一口に言っても、さまざまな種類があります。農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」による分類を簡単にまとめると次のようになります。
・ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水に、沈殿・濾過・加熱殺菌処理以外の化学的・物理的処理を行わないもの
・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地層中のミネラルが溶解しているもの
・ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質安定等の目的のためにミネラルの調整、ばっ気、複数のナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているもの
・ボトルドウォーター
上記の3つ以外のもの(水道水、海洋深層水など)
このように、ミネラルウォーターには原水や製造方法によるさまざまな違いがありますので、選び方のポイントの一つとして覚えておきたいですね。
ミネラルウォーターの選び方②硬度
ミネラルウォーターの選び方には、硬度によるものもあります。硬度とは、水に含まれるマグネシウムとカルシウムの合計含有量の指標で、これが大きいものが「硬水」、小さいものが「軟水」となります。
一般的に、日本のミネラルウォーターには軟水が多く、ヨーロッパのミネラルウォーターには硬水が多いと言われています。
WHO(世界保健機構)による分類
軟水 | 0~60mg/L未満 |
中硬水 | 60以上120mg/L未満 |
硬水 | 120以上180mg/L未満 |
非常な硬水 | 180mg/L以上 |
軟水はまろやかな飲み口が特徴で、毎日の水分補給にはもちろん、炊飯や出汁といった和食の調理にも向いています。
また、赤ちゃんは内臓が未発達なため、できるだけ硬度の低いミネラルウォーターを選ぶ必要があります。
硬水はややこわばった味わいですが、積極的にミネラルを補給したい方に選ばれています。
硬水に含まれるマグネシウムが便秘解消に役立つと言われることもありますが、大量に飲むとお腹が緩くなることもありますので注意しましょう。
ミネラルウォーターの選び方③サイズ・価格
ミネラルウォーターは毎日使うものですから、適したサイズや価格のものを選ぶことも大切です。
ペットボトルのミネラルウォーターには様々なサイズがありますが、外出時には持ち運びのできる500mlや330mlといった小型サイズのボトルがおすすめ。特に直接口を付けて飲む場合には、すぐに飲み切ることができるようなものを選ぶようにしましょう。
家族で使う場合には、2ℓなどのなるべく大きなものを選ぶ方が多いと思います。
自動販売機やコンビニなどでは500mlのミネラルウォーターが100円前後で販売されていますが、スーパーなどで箱買いすることにより2ℓボトル1本あたり100円以下で購入できることもあり、お得に利用することもできます。
さらに通販では、より豊富なサイズのミネラルウォーターが様々な価格で販売されていますので、上手な選び方を見つけて活用したいですね。
まとめ
それでは最後に、ミネラルウォーターの選び方をまとめておきます。
- ミネラルウォーターには4つの品名の分類がある
- 選び方のポイントとしては、硬度も重要
- よりお得で使いやすいサイズや価格のものを選ぶことも大切
<参考文献>
「Q&A集」一般社団法人日本ミネラルウォーター協会
(https://minekyo.net/publics/index/7/)