デトックスとは?意味や効果、おすすめの方法を解説 | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ - 日本トリム

デトックスとは?意味や効果、おすすめの方法を解説

皆さんは、美容や健康の為に日頃からどのようなことを意識されていますか。

美容や健康のために役立つことは、数えだしたらキリがないほど多くあり、今もなお増え続けているといっても過言ではありません。そして、その中でも有力候補の一つとして挙げられるのが、今回ご紹介させて頂く「デトックス」になります。

デトックスは2000年代初頭にブームが起きて以来、日本でも広く知れわたることになりましたが、近年においても「腸活」などで再びデトックスに注目が集まっています。この根強い人気を誇るデトックスとは一体どのようなものなのでしょうか。

今回はデトックスについての説明とメリット、そして簡単にできる「おすすめのデトックス方法」についてご紹介したいと思います。

「デトックス」とは?

まず「デトックス」という言葉ですが、これは「detoxification(解毒)」という英単語の短縮形で、「体に溜まった毒素を体外へ排出する」という意味の言葉です。

もう少し詳しく説明すると、私たちは日頃から食事や呼吸などによって、無意識に体内に毒素を溜め込んでしまっていますが、この溜め込んでしまった毒素を排出して、健康体を取り戻そうとすることを「デトックス」といいます。

デトックスすることのメリット

デトックスをすることで得られるメリットは実に多くありますが、間接的なものまで含めるとその数は更に多くなります。

一般的によく知られるメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

・血行が良くなる

・新陳代謝が良くなる

・腸の状態が良くなる

・肌の調子がよくなる

・太りにくい体になる

・冷え症、むくみ、肩こりの解消

・自律神経を整えてイライラを抑制

これ以外にも様々な効果が期待できますので、体質と照らし合わせた上で一度取り組んでみることをオススメします。

「毒素」の種類

広義における「毒素」の種類は多くありますが、デトックスにおける「毒素」の種類は大きく分けて3つあります。

【老廃物】
飲食物の栄養素が体内で吸収されたあと、最後に残る不要物のこと。
(腸内細菌の死骸・尿素・尿酸・アンモニア・クレアチニン…など)

【有害ミネラル】
サプリメントなどで一般的に知られているミネラルとは別に、人体にさまざまな障害をもたらす有害なミネラルの総称。有害金属とも呼ばれる。
(水銀、鉛、アルミニウム、カドミウム、ヒ素、ベリリウム、ニッケル…など)

【有害化学物質】
環境ホルモンなど、生体のホルモンの働きを狂わせる人間が作り出した化学物質の総称。
(ゴミの燃焼時に発生するダイオキシン、塩化ビニール手袋に含まれるフタル酸…など)

毒素排出のための「要(かなめ)」は?

体内に溜まってしまった毒素を体外へ排出するには「排泄機能(はいせつきのう)」を使うのが一番効果的です。つまり、便・尿・汗などによって老廃物(毒素)を排出するということなのですが、この中でも最も排泄効果が高いものが「便」です。

次の数値は、「身体から排泄される老廃物の割合」を表していますが、便の数値が圧倒的に高いことがうかがえます。つまり、毒素排出のための「要(かなめ)」は、「便」もしくは「腸」ということができるでしょう。

また、こういった数値を見ることで、近年話題となっている「腸活」の重要性もより深く理解することができるのではないでしょうか。

便─────75%

尿─────20%

汗─────3%

爪・毛髪──2%

腸の状態を良くするためには?

排泄機能の要となる腸の状態を良くするには、食生活の改善が有効的です。

具体的には、食物繊維を多く含んだ毒だし作用のある食材などを摂取することで、腸の状態を整えていきます。

「毒出し作用がある食材」は、大きく分けて3種類あり、具体的には次のようなものが挙げられます。

① 毒素排出を促す食材(食物繊維が豊富)
リンゴ、ごぼう、きのこ類、海藻類・・・等

② 毒素を包み込み、吸収しづらくする食材
長ネギ、タマネギ、にんにく、ニラ・・・等

③ 毒素を無毒化するのを助ける食材
ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、大根・・・等

また、「海藻類、長ネギ、タマネギ、にんにく」には、無毒化を助けるミネラル「セレニウム」が多く含まれています。

上記の食材が主にどのような毒素を排出・無毒化してくれるのかについては、次の通りとなります。

長ネギ──────鉛・水銀・ヒ素

タマネギ─────アルミニウム

にんにく─────水銀・ヒ素

ブロッコリー───アルミニウム

大根───────鉛・水銀・ヒ素

海藻類──────カドミウム・水銀・ヒ素

リンゴ──────カドミウム

ごぼう──────カドミウム・鉛

きのこ類─────鉛・水銀・ヒ素

腸活に役立つ水がある

排泄機能の要となる腸、その腸の状態を良くする為には「食生活の改善」がとても重要であるということをお伝えしてまいりましたが、実は「食生活の改善」以外に、腸の状態を「整える」かなり有用な方法があります。

その方法は「電解水素水を飲む」ということです。電解水素水とは【整水器によって作られた水素を含んだ水】のことで、この水には胃腸症状の改善効果があり、医薬品医療機器等法においてもその効果が認められています。

「医療機器」と聞くと、大抵の人は自分とは縁遠い存在だと思ってしまいがちですが、実は「美容や健康」そして「腸活」に対して意識が高い人たちの間では、医療機器である整水器の存在は徐々に「スタンダード」なものになりつつあります。「毎日飲んでいる水を電解水素水に変える」。たったこれだけで、腸活も簡単にできてしまいます。一度検討してみてはいかがでしょうか。

簡単にできる「おすすめのデトックス方法」

最後に自宅で簡単にできる「おすすめのデトックス方法」をご紹介させて頂きます。

毎日入る「お風呂」でできるデトックス方法と、いつでも手軽に手に入る「水」によるデトックス方法です。誰でも簡単にできる方法ですので、ぜひ継続して行って頂きたいと思います。

シャワーでリンパの流れを良くする
まずは、お風呂の温かいシャワーを鎖骨付近にあてて、リンパの流れを良くします。続いて、足のつま先からヒザ、太もも、股関節へ向かってゆっくりとシャワーをあてて、次に手の指先から手首、ひじ、ワキの下の順番でゆっくりとシャワーをあてていきます。最後におへそを中心にして「時計回り」にシャワーをあて、おなかを刺激します。

シャワーをあてる際のポイントは「体の末端から心臓部に向かってあてていくイメージ」で行うことです。リンパの流れが良くなることで老廃物が体外へ排出されやすくなり、むくみの解消や肌の血色改善などが期待できます。

半身浴で血液の流れを良くする
38~40度に設定したお湯に20分間、腰まで浸かります。こうすることよって血液の流れが良くなり(新陳代謝が高まり)、汗を沢山かくことができます。そして、その汗とともに体内の老廃物が体外へ排出されていきます。

血液の流れが良くなると汗が沢山でるだけではなく、肝臓に送られる血液の量も増える為、利尿作用が高まって排尿によるデトックス効果も同時に狙うことができます。

しっかり水を飲んで利尿を促す
上記でも少しふれましたが、「排尿」によるデトックス効果は「排便」に次いで高いため、積極的に促すことが重要です。具体的に言うと、尿をたくさん出すということは、それだけたくさんの毒素や老廃物を体外へ排出するということでもありますので、利尿を促すため水をしっかり飲むように心掛けましょう。

一日の水分摂取量の一般的な目安としては「食事から1ℓ、飲み物から1.5ℓ、合計2.5ℓ」が理想的とされています。ただし、この「飲み物からの水分摂取量」である1.5ℓの水は一度に飲んでも、通常、体はその摂取量すべてを吸収することはできません。それどころか逆に胃に負担をかけてしまうことになってしまいます。ですので、1回の摂取量をコップ1杯程度にとどめ、何回かに分けて水分摂取する方が良いでしょう。

水を飲むタイミングに関しては、特に決まったルールはありませんが、できるだけ外したくない「理想のタイミング」というものがあります。それは「就寝前」と「起床後」、「入浴前」と「入浴後」の4つです。その理由は次の通りです。

・就寝前
深い眠りに入るには、寝汗をかいて体温を下げることが効果的。その為の水分補給です。また睡眠中の脱水症状も防いでくれます。

・起床後
胃腸のぜんどう運動を促して、自然な便意を誘発させます。水分によって便も柔らかくなり、朝のお通じも良くなる効果が期待できます。

・入浴前
発汗を促進させ、脱水症状も防ぐことができます。また肝臓への血液量が増えるので利尿作用が高まります。

・入浴後
入浴によって体内の水分が不足すると、血液が濃縮され血管が詰まりやすくなります。特に高齢者の人は「脳梗塞」や「心筋梗塞」のリスクも高まりますので、入浴後には充分な水分補給を心掛けるようにしましょう。

さいごに

今回は「デトックス」についてご説明をさせて頂きました。

デトックスは体質に照らし合わせた上で正しく行えば、とてもよい健康法といえます。

近年では「美容分野」でよく知られる言葉になっていますが、フィジカルやメンタルにも効果的ですので、ぜひ老若男女問わず多くの方にお試し頂ければと思います。


参考文献

明治ヨーグルトライブラリー「デトックスで体の中からキレイに」

https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/style/beauty/06/

EPARKリラク&エステ「老廃物とは?」

https://mitsuraku.jp/term/94/

visiblebody「尿の生成」

https://www.visiblebody.com/ja/learn/urinary/urine-creation

ふるたクリニック「キレーション(解毒)」

https://www.furuta-clinic.jp/tenteki/metal_chelation.html

品川イーストクリニック「毛髪ミネラル検査 爪有害金属検査」

https://e-clinic.gr.jp/mineral.html

すぎやま内科クリニック「キレーション療法」

https://www.sugiyama-naika.com/submain/chelation.html

環境省「化学物質対策の動向」

http://www.env.go.jp/chemi/sesaku/ehs_idx.html

公益財団法人 日本学校保健会「内分泌かく乱物質ってなんですか?」

https://www.hokenkai.or.jp/4/4-3/4-32.html

メディカルノート「環境ホルモンとは?(1)」

https://medicalnote.jp/contents/150723-000004-KDTUZL

総合南東北病院 健康倶楽部2006年11月号「デトックスで体キレイ!」

https://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200611/detox.htm

CBCテレビ「ゲンキの時間」

https://hicbc.com/tv/genki/archive/200726/

新潟市「入浴中の事故に注意してください!」

https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/bohan/shobo/oshirase/kyukyuinfo/oshirase/nyuyokucyuu.html

書籍「ナイチンゲールの『看護覚え書』」95ページ