ペットボトル用のウォーターサーバー 3つの基礎知識
ペットボトルの水とウォーターサーバー、どちらがいいの?と思っている方も多いのではないでしょうか。その両方を合わせたものとして注目を集めているのが、ペットボトル用のウォーターサーバーです。
- どんなもの?
- どんなふうに使うの?
- メリット・デメリットは?
ペットボトル用のウォーターサーバーについて詳しく見ていきます。
目次
ペットボトル用ウォーターサーバーとは
ペットボトル用のウォーターサーバーとは、ペットボトルの水をセットして使うタイプのサーバーです。
通常のウォーターサーバーとはどのような違いがあるのでしょうか?
水
通常のウォーターサーバーは、メーカーから配送される専用のボトルを使います。
水は主にミネラルウォーターとRO水の2種類。ボトルの容量は12ℓが標準的ですが、最近ではこれより小さなものも増えてきています。
一方ペットボトル用のウォーターサーバーは、コンビニやスーパーなどで販売されているペットボトルの水を自分で購入して使います。市販されているペットボトルの水であれば、ミネラルウォーターやRO水といった種類に関係なく使用することができます。
ただしサーバーによって500mlや1.5ℓ、2ℓといったボトルのサイズ、口径が限定されることも多いですのであらかじめ確認が必要です。
サイズ
一般的なウォーターサーバーには、床置きタイプと卓上タイプの2つがあります。
床置きタイプは幅約25~35cm、奥行約30~40cm、高さ約100~120cm、卓上タイプは幅・奥行はほぼ同じで、高さが約50~80cmです。
ペットボトル用ウォーターサーバーは、カウンターやテーブルに設置できる卓上タイプが一般的です。大きなもので幅・奥行が30cm前後、高さ(ペットボトル含む)が60cm前後。
それよりもさらに小型のものもあります。
機能
ペットボトル用のウォーターサーバーの機能は製品によって様々ですので、前もって確認が必要です。
通常のウォーターサーバー同様、コンセントにつないでおくことで冷水・温水をくみ出すことができるものもあれば、冷水あるいは温水のみしか利用できないタイプもあります。
より簡易的なペットボトル用ウォーターサーバーには、冷却や加温機能がなく、常温水を注ぐだけのものもあります。
レンタル・購入
一般的なウォーターサーバーは、一部購入可能なものもありますが、通常はメーカーからレンタルという形で利用します。レンタル料は無料のものと有料(一ヶ月あたり1000円程度)のものとがあります。
一方ペットボトル用のウォーターサーバーは、通販や家電量販店などで購入して使用します。価格は数千円から数万円程度と、製品によって様々です。
ペットボトル用ウォーターサーバーのメリット・デメリット
では、ペットボトル用のウォーターサーバーには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
・冷水と温水が手軽に使える
ペットボトルの水を利用する際には、冷蔵庫で水を冷やしておいたり、やかんやポットに入れて温めたりする必要があります。また、ペットボトルの蓋を開けて容器にくみ入れるという作業が手間に感じられるという声も多いですよね。
ペットボトル用のウォーターサーバーを使えば、ボトルをセットし、冷水・温水のレバーを押すだけで手軽にくみ出すことができるので便利です。
・水代がお得に?
一般的なウォーターサーバーの水は12ℓあたり1200~1800円程度、1ℓあたりに換算すると100~150円程度です。
ペットボトルの水は種類や店舗によっても価格は異なりますが、まとめ買いにより2ℓのペットボトル1本あたり100円以下で購入できることもあり、水代がお得になることも多いようです。注文ノルマもないので、一人暮らしなどあまり水を使わないという方にも安心です。
用途や好みに合わせて水の種類を変えられるのも、ペットボトル用ウォーターサーバーのメリットの一つです。
・交換が簡単
通常のウォーターサーバーの悩みとして多く聞かれるのが、ボトルの交換が大変ということです。確かに12ℓ入りのボトルを持ち上げて交換するのは、女性や高齢者にとっては負担の大きな作業ですよね。
一方ペットボトルなら交換も簡単にできるので、どなたでも安心してお使いいただくことができそうです。
デメリット
・一度にたくさんの水(お湯)が使えない
ペットボトル用のウォーターサーバーは、通常のウォーターサーバーに比べて冷水・温水タンクの容量が少ないため、一度に大量の水やお湯を使うことができません。
コップ1~2杯程度の飲み物であれば問題ありませんが、家族全員の飲み水として使いたい、お料理にも使いたいという場合には水が足りなくなってしまうこともあるかもしれません。
・サポートは?
レンタルウォーターサーバーの場合、設置やメンテナンス、故障時の対応といったサポートが比較的充実しています。
一方のペットボトル用のウォーターサーバーは、購入したら基本的に自分で設置やお手入れ、故障の対応などを行なわなければなりません。ウォーターサーバーは毎日使うものですから、あらかじめ使い方やお手入れ方法などを確認してから導入したほうが安心です。
まとめ
それでは最後に、ペットボトル用ウォーターサーバーについてまとめておきます。
- ペットボトル用ウォーターサーバーは、市販のペットボトルの水をセットして使用する
- サイズは通常のウォーターサーバーよりもコンパクトで、機能、価格は製品によって異なる
- 手軽に冷水と温水が使える、水代がお得になる、ボトル交換が簡単といったメリットがある
- ペットボトル用のウォーターサーバーは一度に使える水の量が限られる、購入後のサポートが少ないといった問題もある
<参考文献>
「ペットボトルの水が2秒で熱湯に、サンコーが瞬間湯沸かしケトル」マイナビニュース
(https://news.mynavi.jp/article/20191030-916620/)
「レンタル代不要!冷水もお湯も出るペットボトル式ウォーターサーバー」&GP(アンドジーピー)
(https://www.goodspress.jp/news/241859/2/)