アルカリイオン整水器とはどんなもの? アルカリイオン水の特徴
アルカリイオン整水器がどんなものか、ご存知でしょうか。
- 浄水器と同じようなもの?
- アルカリイオン水ってどんな水?
そんなふうに思っている方も多いかもしれませんね。
今注目が集まるアルカリイオン整水器について、詳しく解説します!
目次
アルカリイオン整水器とは
アルカリイオン整水器とは、家庭用電解水生成器の呼称です。水道蛇口などに連結して使用するもので、浄水器と間違われることも多いのですが、まったく違うものです。
アルカリイオン整水器の内部には陽極側と陰極側の間に隔膜が設けられた電解槽があり、ここに水道水を通して電流を流すことにより、陰極側には飲用アルカリ性電解水(アルカリイオン水)が、陽極側には酸性水(飲用外)が生成されます。
形状は浄水器とよく似ており、シンク脇などに設置する据え置き型、本体をシンク下に収納するアンダーシンク型があります。また、アルカリイオン整水器には浄水機能も付いており、水道水を電気分解する前の段階で残留塩素や不純物を除去します。
アルカリイオン整水器協議会によれば、現在の所年間の総出荷台数は20万台ほどで推移しており、今後さらなる市場拡大が期待されています。
アルカリイオン整水器の効果
アルカリイオン整水器と浄水器には、もう一つ大きな違いがあります。
それは、アルカリイオン整水器は医療機器であるということです。医薬品医療機器等法において、その使用目的は「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」となっています。アルカリイオン整水器は、胃もたれや胃の不快感をやわらげ、胃腸の働きを助けて便通を良好にするといった効果が期待されているのです。
アルカリイオン整水器は医薬品医療機器等法に基づく認証を得る必要があり、これを満たしたものには承認(認証)番号が与えられます。
アルカリイオン水の特徴
整水器で生成されるアルカリイオン水には、次のような特徴があります。
- pH9~10の弱アルカリ性である
- 水素を含む
- 原水よりもミネラル(プラスイオン類)が多い
最近では、整水器によって陰極側に生成される水素に注目が集まるようになっており、アルカリイオン水のほかに「電解水素水」「電解還元水」といった呼び方もなされるようになっています。
そのまま飲用するのはもちろん、飲み物や料理をつくる際にも使うことができます。また、陽極側で生成されるpH4~6の酸性水は、飲用はできませんが洗顔や入浴、洗い物などにお使いいただけます。赤ちゃんのミルクを作る際や薬を服用する際は浄水モードに切り替えてご使用ください。
このように、アルカリイオン整水器は一台で三役を使い分けられる機器としても注目を集めるようになっています。
まとめ
それでは最後に、アルカリイオン整水器についてまとめておきます。
- アルカリイオン整水器は、水道水を浄水した後で電気分解してアルカリイオン水を生成する機器
- アルカリイオン整水器は、胃腸症状改善に効果が認められた医療機器
- 整水器で作られるアルカリイオン水には、弱アルカリ性、水素を含む、ミネラル類が多いといった特長がある
<参考文献>
アルカリイオン整水器協議会
(http://www.3aaa.gr.jp)