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新型電解水透析®個人用透析用水作製装置を販売開始 ~造水能力や熱水消毒など機能性を向上~

電気分解により分子状水素(H2)を含有する電解RO水を生成するシステムの新製品「電解水透析®個人用透析用水作製装置EW-SP31-HD」を開発いたしました。来る6月4日(金)に開催される第66回日本透析医学会学術集会・総会(http://www.congre.co.jp/jsdt2021/)にて展示し、同日より販売を開始いたします。同製品は全国の医療機関向けに販売を進め、今後3年間で40施設の導入を見込んでいます。

電解水透析®個人用透析用水作製装置 「EW-SP31-HD」

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■電解水透析®個人用透析用水作製装置「EW-SP31-HD」について
この度の新型電解水透析®個人用透析用水作製装置では、従来機より次の機能性の向上を実現いたしました。

① 造水能力をより向上
透析時に使用する水量が増加傾向にある現状に合わせ、造水能力を従来機よりも増加し、0.85L/minとしました。造水量増加に対しても安定した高濃度水素を生成します。

② 熱水消毒範囲を拡大
熱水消毒の範囲を拡大し、RO装置から透析装置までの供給ライン5mまでカバーできるようになり、透析液の清浄化に貢献しています。

③ 新たな機能を追加
移動しやすい大型キャスターを採用し、さらに漏水遮断弁および信号灯(オプション)など、ユーザーからの要望が多かった各種機能を搭載しています。

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■電解水透析®とは
腎不全患者の治療に用いられる血液透析は、水を大量に使用する治療法で1回あたり約120リットルの水を使用します。日本トリムではこの「水」に着目し、抗酸化性を持つ「水素(H2)」が含まれた電解水素水を透析液の希釈水に応用することを、東北大学をはじめとした研究機関との産学共同研究で推進してまいりました。

日本では世界トップクラスの透析治療が行われていますが、それでも透析患者の平均余命は一般人の約半分と言われており、その死亡原因は心脳血管死(心不全、脳血管障害、心筋梗塞)が32.3%(*)と最多です。その原因として、治療中に発生する酸化ストレスや炎症が関与し、動脈硬化を促進していると考えられています。この酸化ストレスや炎症を抗酸化性がある水素(H2)の作用により抑制し、透析患者の方々のQOL(生活の質)向上に貢献することを目指しているのが「電解水透析」です。電解水透析は、次世代の新規治療法として注目されています。

当社ではこの電解水透析システムを2011年より製造販売し、昨年には、医療機関から製品導入の多くの要望に応え、導入を加速するため、標準化タイプの「多人数用装置EW-SP75シリーズ」を発売しております。現在、日本では25施設(2021年5 月1日現在)の透析施設、計727床で導入されています。今後新型機の導入により、更に多くの医療機関への導入を目指します。
(*)日本透析医学会2019末統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」より

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■代表的な電解水透析に関する掲載論文
・Renal Replacement Therapy (2016) 2 23(総説論文)
・Scientific Reports (2018) Jan 10;8(1):254(5年間の前向き観察調査)
「電解水透析は血液透析患者の死亡・心脳血管合併症発症リスクを41%低減」

URL:https://www.nihon-trim.co.jp/research/1048/

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■製品の概要
・製品名    :EW-SP31-HD (電解水透析®個人用透析用水作製装置)
・外形サイズ  :(W) 490mm x (D) 580mm x (H) 1160mm
・販売開始時期 :2021年6月4日(金)
・製品詳細ページ: https://www.nihon-trim.co.jp/product/ew/ew_hd/ 
 ※新製品掲載は6月4日
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