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日本トリムの電解水透析事業、新たな展開へ~日本初!夜間の睡眠時間を利用して行う長時間透析「オーバーナイト透析」に 岡村医院 腎・泌尿器科クリニック(京都府)が電解水透析®を導入~

当社が販売する「電解水透析®システム」は、医療法人社団 岡村医院 腎・泌尿器科クリニック(所在地:京都府長岡京市)のオーバーナイト透析に日本で初めて導入されました。
当社は、この新たな透析治療の取り組みの普及に注力し、透析患者の方々のQOL向上を目指してまいります。

 
 
■電解水透析®システムを導入した透析施設は全国33施設、1,000床を達成
透析患者の平均余命は一般人の約半分と言われており、その死亡原因は、2023年末で、心不全、脳血管障害、心筋梗塞を併せた心血管死が29.4%※を占めます。心血管死は、治療中に発生する酸化ストレスや炎症が関与し、動脈硬化を促進していることが原因と考えられています。
この酸化ストレスや炎症を抗酸化性がある水素(H2)の作用により抑制することがわかっています。透析患者の方々のQOL(生活の質)向上が期待される「電解水透析®」を導入する透析施設は、2025年2月には全国で33施設、1000床に達しています。
※日本透析医学会2023末統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」より

 
 
■岡村医院 腎・泌尿器科クリニックがオーバーナイト透析に電解水透析®を導入、日本初の試み
夜間就寝中に長時間透析を行う「オーバーナイト透析」に岡村医院 腎・泌尿器科クリニックが日本で初めて「電解水透析®」を導入しました。夜間の睡眠時間を利用し、8~10時間透析を行うオーバーナイト透析は、ゆっくりと時間をかけることで、より多くの尿毒素が除去でき、身体への負荷が少ないため、透析直後の倦怠感の軽減や長期合併症に対するリスクの軽減など多くのメリットがあります。既に「電解水透析®」を導入いただいていた同クリニックの新たな試みは、透析患者の方々のさらなるQOL(生活の質)向上に貢献することが期待されます。

透析室(全体)

透析室(全体)

透析室(個室)

透析室(個室)

 
 
■医療法人社団 岡村医院について

当院は1988年5月、長岡京の地で腎・泌尿器科専門有床診療所として診療を開始いたしました。
糖尿病の増加に伴う腎不全疾患や高齢化社会の到来に伴う泌尿器科疾患の増加に対応して、岡村医院(本院)を増改築。さらに開業20周年事業として、2008年8月に長岡京井ノ内に腎クリニック(血液センター)をオープンしました。また開業30周年事業として2017年5月に、本院の全面増改築工事が完了。名称も「医療法人 岡村医院 腎・泌尿器科クリニック」として再出発しました。

◇岡村医院 腎・泌尿器科クリニック(本院)
乙訓地区で唯一の入院施設がある腎・泌尿器科専門クリニックです。オーバーナイト透析を行っています。
所在地:京都府長岡京市今里畔町24-8  診療科目:泌尿器科
透析ベッド数:12床

◇岡村医院 腎クリニック(分院)
全82床のうち81床でオンラインHDFを実施。電解水透析などの最新治療を導入しています。
所在地:京都府長岡京市井ノ内白海道8  診療科目:腎臓内科・腎不全科
透析ベッド数:82床

 
 
■電解水透析®とは

腎不全患者の治療に用いられる血液透析は、水を大量に使用する治療法で1回あたり約120リットルの水を使用します。当社はこの“水”に着目し、抗酸化性を持つ「水素(H2)」が含まれた電解水素水を透析液の希釈水に応用することを、2005年から東北大学をはじめとした研究機関との産学共同研究を開始、血液透析における抗酸化作用の作用分子は水素分子(H2)であり、生体適合性を高めることを突き止めました。臨床データの取得と共に透析システム(国内外特許取得)の開発にも取り組み、2011年に「電解水透析®システム」を発売いたしました。

 
 
■岡村医院 腎クリニック(分院) 院長 岡村 基弘 様コメント 

当院は開院からのモットーである「患者さんに寄り添う透析医療を」という理念のもと、透析患者さんのストレスをどのように取り除くことができるのかを日々考えて診療してきました。当院では、通常透析から長時間透析まで受けていただける環境を作り、さらに今回長時間透析の効果をさらに上げるためオーバーナイト透析に電解水透析システムを導入しました。透析患者さんのQOLがさらに向上することを切に願っています。

 
 
■株式会社日本トリム 代表取締役会長 兼 CEO 森澤紳勝コメント

電解水透析は、透析液の希釈水である「水」そのものの機能に世界で初めて着目した新規治療法です。この度、岡村医院 腎クリニック様に続き、岡村医院 腎・泌尿器科クリニック様にも電解水透析システムを導入いただき、さらに、日本で初めてオーバーナイト透析でご使用いただくこととなりましたこと大変うれしく思っております。透析患者様のさらなるQOL向上、Well-being実現に貢献できるものと期待しております。今後も、電解水透析をグローバルなスタンダード療法へと発展させるべく、研究開発、普及に取り組んでまいります。

 
 
■代表的な電解水透析®に関する掲載論文

(1)Renal Replacement Therapy (2016) 2 23(総説論文)
「抗酸化療法としての水素分子:血液透析への臨床応用と展望」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/news/1554/

(2)Scientific Reports (2018) Jan 10;8(1):254 (5年間の前向き観察調査)
「電解水透析は血液透析患者の死亡・心脳血管合併症発症リスクを41%低減」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/research/1048/


 
 (3)Renal Replacement Therapy(2021)7:37
「電解水透析は透析関連疲労の原因酸化ストレスを低減」
URL:https://rrtjournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s41100-021-00353-9

(4) Renal Replacement Therapy (2021) 7:58
「電解水透析で重度の透析関連疲労感をほぼ消失」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/research/3829/

透析実施翌日の透析疲労感の推移

透析実施翌日の透析疲労感の推移

※実質的疲労感有り無しのカットオフ値はオリジナル質問票のROC曲線から求め、VAS値4以上を実質的疲労感有りとした。
*:P<0.05, **:P<0.01(変更前に比べ有意差あり)

(5) Renal Replacement Therapy (2022) 8:32
「電解水透析により重度疲労感低減作用を確認、且つその作用を高める要因を発見」
URL:https://www.nihon-trim.co.jp/research/4257/

 
 
■日本トリムとは

株式会社日本トリムは、1982年に現会長である森澤紳勝が創業し、医療機器である電解水素水整水器製造販売を主軸とした事業を展開しています。
当社は世界に先駆けて水が持つ機能に着目し、25年以上にわたる産官学共同研究により健康をサポートする水、電解水素水の機能、有用性を追求しています。
現在では、電解水素水の活用は飲用にとどまらず、血液透析における次世代新規治療法や農作物の栽培など様々な分野へと応用し展開しています。
また、グループ会社では国内最大手の民間さい帯血バンク(株式会社ステムセル研究所、東証グロース市場:7096)事業を展開するなど、日本トリムグループはグローバルなメディカルカンパニーを目指しています。
 
 
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