酸化ストレスや炎症の増加は、透析患者に共通してみられ、透析中に増強し且つこれらの患者の透析関連副作用や死亡率に関連していると考えられている。それらを改善することを目的として、水の電気分解で作成した電解水素水を血液透析に応用した電解水透析が研究開発され行われてきた。最近のH2研究の進歩とともにこれまでの電解水透析の研究成果が総括してまとめられている。
この中では酸化ストレスマーカーや炎症マーカーの抑制、さらには透析患者の高い血圧の抑制、足の血流や皮膚表面温度の改善、足に出来た閉塞性動脈硬化症による難治性潰瘍の改善、降圧薬の使用量減少も紹介されている。
■論文は下記よりご覧いただけます(英文、オープンアクセス誌)
http://rrtjournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s41100-016-0036-0
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