第6回 華やかに生きる
人の生き方はさまざまですが、それがどうであれ、おのおの、こうありたいという生き方があると思います。私の場合は、「華やかに生きる」ことです。
ただ単に派手な生活をすることではありません。1の努力には、相応に1の成果しか得られませんし、逆に、100の成果を得ようとすれば、少なくとも100の努力が必要です。人生は最終的に、努力と成果のプラスマイナスはゼロだと思います。より大きな成果を得るために、それ相応の努力をし、その振幅を大きく生きることが「華やかである」と、私は定義付けています。
次代に明るい未来を引き継ぐのが、私たち世代の使命だと思います。漫然と生きていては、新たな可能性は生み出せません。創造には、膨大なエネルギーが必要であり、まさに「華やかさ」が求められます。
そして、明るい未来の源泉は「夢」にあると思います。夢が人・学問・産業・社会を育み、それがまた新たな夢を生む。夢があれば、苦しみも楽しむことができ、また、何歳になっても若々しくいられます。
「夢は必ず実現する」。私の座右の銘です。I hopeでなく I do。
夢を実現するには、強い意志と行動あるのみです。大きな「夢」と「華やかさ」があれば、次世代へ向けての明るい未来は、必ず拓けるものと確信しています。
連載も今回で最後となりましたが、お目障りであった点は、どうかご容赦ください。読者及び関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
1944年高知県生まれ。
東海大学文学部卒後、健康関連機器製造販売会社を経て82年、電解還元水整水器メーカー「日本トリム」創業。
03年2月東証2部、04年3月東証1部、22年4月東証プライム上場。
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